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電池1本で白色LEDを点滅させる回路

発端

白色LEDを電池1本で点灯させる回路(いわゆるジュールシーフ)とマルチバイブレータを組み合わせたら電池1本で白色LEDを点滅させることができるのではないかと思いやってみた。

シミュレーション

マルチバイブレータでジュールシーフの電源をON/OFFする回路をまずLTSpiceでシミュレーションしてみところ、思った通りジュールシーフを間欠動作できることが確かめられた。

ブレッドボードで組んでみた

シミュレーションがうまくいったので、ブレッドボードで組んでみた。
まずマルチバイブレータだけを作り、電池2本で動作させてLEDが点滅することを確認した。
点滅が確認できたので早速ジュールシーフを組み合わせて、電池1本で動作させてみたところ、すんなり動作した。

参考リンク

下記のサイトを参考にさせていただきました。

ちなみに:ジュールシーフについて

ジュールシーフは、2007年にMake:という海外のDIY系サイトで発表されて一躍有名になった回路です。しかしこの回路はMake:が初出というわけではなく、日本のサイトやトラ技の記事の方が何年も前に発表していました。Makeはネーミングの仕方とか見せ方がうまく、一気に広まったようです。(回路が一部省略・簡略化されていて誰にでも作りやすかったということもあったかも知れませんが。)外人はこういった宣伝とかがうまいと思いましたが、逆に言うと日本人は技術力はあっても宣伝はあまり得意ではない(しない)という感想を持ちました。
【2021.02.20 追記】と思っていたのですが、最近になってWikipediaを見たところ、どうやらトランジスタ技術よりも先にイギリスの雑誌に回路が掲載されていたようです。
Joule thief (Wikipedia)
"Everyday Practical Electronics" (PDF). November 1999. p. 804.

改訂履歴

2013.01.09 初版
2021.02.20 出典について修正

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